考えるよりまず行動しろ!とか
行動する前によく考えろ!とか
誰しも言われた経験があるのではないでしょうか。
部下を叱る際に都合よく使い分けられるケースも見受けられるので
結局どっちなんだ、とか、どっちに転がっても駄目じゃないかとか
思う人もいるかもしれません。
私の場合は経験上、明確な指標を持っていてそれに沿って動けば大体のことはうまくいくと考えています。
ここでは私の考えについて述べていきます。
そんなの当たり前だと思う人もいれば、全く別の考え方の人もいるでしょうし、はたまたあまりきちんと考えていなかった人もいるかもしれません。
結論から言うと、新しいことを始めるときは「考えるより行動しろ」。過去に経験があることを改めて行うときは「よく考えてから行動しろ」。です。
新しいことを始めるとき
自分が過去に経験のない新しいことを始めるときは、考えるよりも行動することを優先したほうが良いです。
これは何も考えずに行動だけしていれば良いということではなく、行動した結果から考えていけば良いということです。
例えば脱サラをして起業しようと思ったとき、どうやったらうまくいくのか、失敗したらどうするのかなど色々考えてしまうでしょう。
しかし、必要以上に考えすぎる必要はありません。漠然と描いたらすぐに行動してしまうほうが良いでしょう。なんならそんなことも考えずに行動しても良いくらいに思っています。
それには理由がいくつかあります。
経験のないことはいくら考えても明確な答えはでない
当たり前の話ですが、経験のないことはどれだけ綿密に時間をかけて考えても机上の空論です。
行動を起こさなければ答えは出ないので空論に時間をかける意味はないと思います。
考えれば考えるほど不安になる
人間というのは答えがわからないものを、考えれば考えるほどに不安になる生き物であります。
色々なことを想像してしまい、その結果、不安が勝り行動できなくなってしまいます。
例えば起業したこともないのに、起業はリスクがあるとか絶対にうまくいかないとか思うような人はまさに考えが先行しすぎている人ではないでしょうか。
考えた通りにいくわけがない
物事は考えた通りに進むなんてことはほとんどありません。
ほとんどは軌道修正を繰り返しながら進んでいくものです。
では行動を起こす前に考えすぎるとどうなるでしょう。想定外の状況に陥った場合、そのあとの計画が全て無意味になってしまうことも考えられます。
こういったことが挫折になり、新しいことへの諦めに繋がってしまうのです。
行動すれば必要な事は明確化していく
行動すれば必ず何か結果が返ってきます。その結果から考えて、改めて行動しなおすべきか、別の新しいステップに進むか判断すれば良いのです。
それの繰り返しがノウハウになり、結果的に必要な事柄が自動的に明確化し、その後の行動指針が見えていくのです。
「百聞は一見に如かず」
新しいことにチャレンジしたいのなら見切り発車でも構いません。考えるのはその後で良いのではないでしょうか。
過去に経験があることを改めて行うとき
既に結果がノウハウとして蓄積されていることを改めて行うときはよく考えてから行動したほうが良いでしょう。
新しいことを始めるときと違い、経験があることは実績からある程度の結果は予測できるわけです。
経験があるからと言って何も考えずに行動してしまうと思わぬ落とし穴にぶち当たってしまうこともあるので、よく考えてから行動すべきだと思います。
考えなければ結果は変わらない
仮に起業に一度失敗して会社を倒産させた人がいたとして、次は成功させようともう一度チャレンジをしようとしたとします。
とにかく行動することが大事だと何も考えずに挑戦すると、恐らくそれはまた失敗するでしょう。
同じ人が同じことをしても結果は変わりません。
一度失敗した経験を振り返り、何がダメだったのか、どうすれば改善できるのかをよく考えて分析する必要があります。そして行動を変えなければいけません。
これは過去に成功体験をした場合でも同じです。
より良い結果を生み出すために、過去の結果を分析し改善していくことが重要ではないでしょうか。
過去のことは意外と忘れている
人間以外と過去のことは忘れていたりするものです。
経験があるからといって、考えずに行動すると同じ誤ちを何度もしてしまうことになりがちです。
そのためにも、振り返ってよく考えることが行動改善につながるのではないでしょうか。
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