FX口座を開設したら、実際に入金をしてFXを始めてみましょう。
この記事では口座を開設したあとに、実際のトレードを始めるまでの方法と覚えておくべきことなどの解説をしていきます。
DMM FXの口座を前提に解説しておりますが、他の口座でも参考になるかと思います。
DMM FXの口座開設がまだの方は下記の記事から先にご覧ください。
FX口座への入金方法
FX口座ができたら投資資金を口座へ入金する必要があります。
初めての方が勉強も兼ねて行う場合の初期投資(最初の入金)の目安は、だいたい5~10万円くらいが良いかと思います。
後ほど説明しますが、これより少ないと不利になってしまい、負け易くなってしまう可能性があります。
実際の入金方法として、DMM FXでは2つの入金方法があり、それぞれの特徴と方法を以下で説明します。
クイック入金
クイック入金をするには対応している金融機関とインターネットバンキングの契約が必要になります。
必要なときにいつでもどこでもすぐに入金ができ、且つ手数料もかからないので、上記の契約がある方はこちらの入金方法をおすすめします。
インターネットバンキングがない方もこれを機に契約しておくと便利です。
申込は各金融機関のサイトからご確認ください。
対応している金融機関は、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行など、約340の金融機関に対応しています。
さらに詳細はこちらからご確認ください。
https://fx.dmm.com/_pdf/support/bank.pdf
<クイック入金方法>
スマホアプリの場合
①ホーム画面 > 入出金 > クイック入金
②金融機関名を選択 > 入金金額の入力 > 確認
③内容確認 > 実行
④金融機関のサイトに移動しログイン等の処理を実行
PCアプリの場合
①メニュー > クイック入金
②金融機関名を選択 > 入金金額の入力 > 確認
③内容確認 > 実行
④金融機関のサイトに移動しログイン等の処理を実行
銀行振込
金融機関のインターネットバンキング契約がない方はこちらの方法で入金することになります。
<銀行振込方法>
スマホアプリの場合
①画面左上メニュー > マイページ > お客様情報確認・変更
②振込先口座情報を確認し、銀行窓口やATMから振込む
PCアプリの場合
①マイページの総合口座照会 > お客様情報
②振込先口座情報を確認し、銀行窓口やATMから振込む
1Lotってどれくらい?
通貨の売り買いはLotという単位で行います。
DMM FXでは、1Lot = 1万通貨 となっております。
例えば、分かり易く1ドル100円の相場があるとすると、1Lotは1万ドル分、つまり100万円分となります。
ちなみに国内では1Lot=1万通貨が主流となっていますが
海外では1Lot=10万通貨が主流なので海外口座を使っている方は注意が必要です。
Lotとは
通貨を売り買いする際の最小単位
レバレッジ設定について
さて、先ほどの例で1Lotが仮に100万円分だとすると、5万~10万円の投資資金では1Lotも取引できないじゃないか!となりますよね。
そこで登場するのがレバレッジです。
このレバレッジを使うことによって小さな金額で大きな金額を動かすことができます。
DMM FXではレバレッジが25倍で設定されており変更はできません。
どういうことかと言いますと、先ほどの例を使い1ドル100円とした場合、本来は1Lotの取引を行うのに100万円が必要でしたがレバレッジ25倍ですと4万円(4万円×25倍=100万円)で取引が行えるということになります。
このレバレッジのおかげでFXでは少ない資金でも大きな利益を狙うことができます。
ただし、レバレッジはタダでいくらでも使えるというわけではなく証拠金が必要になります。
レバレッジとは
証拠金をもとに、実際の金額よりも大きな金額を運用することができる仕組み
証拠金とロスカットについて
レバレッジをかけて取引するには証拠金が必要という話をしました。
証拠金とは
簡単にいうと、これだけ損失に耐えられますよという担保です。
ロスカットとは
保有しているポジションの含み損が増えて、証拠金では耐えられないところまでいくと強制的に決済されてしまいます。これをロスカットと言います。
初心者でも初期投資として最低5万~10万円は入金したほうが良いというのはこのためです。これ以上少ないと少しの含み損ですぐにロスカットされてしまい、FXで儲けを生むことが難しくなります。
具体的にどういう計算式でロスカットされるのか見ていきましょう。
DMM FXでは証拠金維持率が50%以下となったときにロスカットされます。
例えば10万円を口座に入金して1ドル100円の通貨を1Lot買いでポジション保有した場合は以下になります。
まずはポジション必要証拠金を計算します。
100円 × 10000通貨 ÷ 25倍 = 4万円(1Lotの取引に必要な金額)
純資産は口座に入っている全額で注文証拠金はまだ約定していない注文中の取引に必要な証拠金なので今回の計算では他の注文は入れていない前提として省きます。
これらを上の式に当てはめていくと、
証拠金維持率 10万円 ÷ 4万円 × 100=250%
となります。50%以下でロスカットですのでまだまだ余裕があるということになります。
もしこの取引で、仮に1ドルが91.8円まで落ちた場合を考えてみましょう。
含み損 (100円 - 91.8円) × 10000通貨 = 82,000円
純資産 100,000円 - 82,000円 = 18,000円
ポジション証拠金 91.8円 × 10000通貨 ÷ 25倍 = 36,720円
証拠金維持率 18,000円 ÷ 36,720円 × 100 = 49%
ということで50%以下なのでこのときには既にロスカットされている状態になります。
今あげた例のように1ドル100円→91.8円まで急降下することはなかなかありませんが、証拠金が少なければ少ないほど、そしてLot数を増やせば増やすほど、ロスカットされる危険性が高くなりますので、ロスカットされないためにも口座にはできる限り多めの資金を入金して、初めは少ないLot数で取引することをおすすめします。
追加証拠金とマージンカットについて
証拠金とロスカットの関係に近いのがこの追加証拠金とマージンカットです。
追加証拠金とは
略して追証(おいしょう)とも言われます。
営業日毎にポジションの証拠金維持率を判定して、維持率が足りない場合に追加で入金しなければならない証拠金のことです。
マージンカットとは
期限までに追加証拠金が入金されなかった場合に強制的にポジションが決済される仕組みです。
ロスカットとの違い
追加証拠金は営業日毎に判定されるため、デイトレードやスキャルピングと言われる日を跨がない(持ち越ししない)短期トレードでは発生しません。
またロスカットとマージンカットでは必要な証拠金維持率が違う場合が多いので注意が必要です。
DMM FXでは以下となっています。
・証拠金維持率50%以下でロスカット
・ポジション持ち越し(日跨ぎ)時、証拠金維持率100%以下で追加証拠金発生。追証発生の翌営業日5時00分までに入金しなければマージンカット
まとめ
DMM FXの口座を開設してから取引を開始するのに必要な入金や基礎知識について解説しました。FX初心者の方はよくわからないままポジション保有し、気付いたらロスカットされてしまうなんてこともありえます。まずは本記事の基礎的な知識を身につけて、大損をしてしまわないように気を付けましょう。これ以外にもFXは覚えないといけない細かい点がありますので、それはまた別の記事で紹介します。
- 有利に取引するために最低でも5万~10万円は入金しましょう
- 証拠金維持率に注意しながらロスカットされないように適切なLot数で取引しましょう
- ポジション保有したまま日を跨ぐ場合は追加証拠金が発生しないように注意しましょう
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